介護の現場からの認知症
誰もが、自分が認知症になるなんて思わず生きていますよね。しかし年齢を重ねてくると
自分と一回りしか変わらない年齢の方が迷子のお知らせなんて放送していたりします。
僕がお年寄りのデイサービスで仕事をしていた時は、一番大変だと
感じるのは足腰が強くて認知症になってしまう方。この方たちはもちろん大変ですが、そのまわりのスタッフやご家族さんの苦労は大変なものをひしひし感じています。
今日は認知症予防の生活習慣のポイントを書いてみました。
認知症の前兆は。。。
デイサービスにいた頃、人間はこんな感じで衰えていくんだというのをひしひし
感じる事がありました。みなさん認知症ってどんな前兆があると感じますか?
僕が感じたのは、ちゃんと食事できていた方があるとき1点食べをし始めた
などの時何となくちょっとまずいかなと感じていたことがあります。
1点食べとはごはんならごはんだけとか、おかずならそのおかずだけという感じです。
もちろん最初からそんな食べ方をしてるなら別ですが、いつもは普通に食べていたのに
あるときから、白米だけ食べている。。。
なんて事があったりするとちょっと危険です。実際、認知症になるかたって、その日は何か変だと思っても、次の日また元に戻ったりして、波を打つような感じで元に戻ったり
悪くなったりしながら徐々に認識が衰えてくるような方が多い感じを見受けられました。
もちろん誰だって認知症になりたくってなっているわけではないですよね。
僕も自分なりにですが、ヨガや介護士の職を通して
認知症予防の生活習慣について書いてみました。
認知症予防の5つのポイント
たばこについて
認知症に限らず健康の習慣で取沙汰されるのが、たばこ、お酒ですね。僕はたばこ吸っているから、お酒飲んでるから、認知症になるか?というのは、わかりません。ですが、介護士の経験でたばこは、高齢になって吸っていると、ご家族さん、介護スタッフが気をつける
のは火の始末なんですね。お年寄りがたばこの火の不始末で火事を起こすケースは少なくない気はしています。
お酒について
お酒ですが、お年寄りがお酒を飲んで、転んで、怪我をして大腿骨骨折して病院で寝たきり
で認知症になったというのもよく聞く話しです。あまりのアルコール好きはやはり少なからず脳に何らかの影響はあるように感じます。また、僕の知っている方で一人暮らしの寂しさからもあるのかもしれませんが、アルコールが好きな認知症の方で家に入ると、尿臭がひどく、ズボンも濡れたままお酒を飲んでいるケースもありました。何かに依存して心の安定を保つ傾向にある方にはアルコール摂取はしない方が年を取って依存度のリスクは減るかも
しれません。
運動について
運動ですが、運動の種類によりますが、運動は成長ホルモンを促進させたりすることが
あるそうです。運動している方としていない方では、認知症になるリスクが減る傾向にはあるそうです。
あまり過度な運動はお年寄りには危険ですが、日常生活に運動を取り入れると健康で動ける人生の時間が大きく変わってくると思います。
ちなみに認知症を防ぐ運動でおすすめはアイソメトリック運動です。等尺性運動とも呼ばれています。この運動は時間や場所を選ばずいつでもどこでもできる運動です。手軽にできながら、しかも認知症予防につながる成長ホルモンも促進される運動です。特に年配の方でも運動が苦手な方でも無理なくできる運動です。
初心者でもわかりやすいサイトがありましたのでのせておきますね。
http://diet.netabon.com/exercise/bodyworkhow/isometric.html
動画ものせてみました。
睡眠について
若いうちは寝なくてもなんていう言葉がありますが、実際睡眠と認知症の発症は関係があるそうですよ。僕も短時間睡眠で人生をもっと活動的にと考えいろんな方法を試してみました。ですが、実際は、短い時間の睡眠は体重が増えてしまったり、注意力が散漫になったり
していました。ただ、いろんな本を読んでいると、実際短時間睡眠で生きていけるショート
スリーパって方も実際はいるそうですが、ほとんどの方はある程度寝た方が健康や脳に対して良いと感じます。
人生の生きる目的を持つこと
会社員をやっていて定年退職して生きる目的ややることがなくなると認知症になりやすい
傾向があるように介護士の立場では思います。認知症になる方の環境って意外と家にいて
家族がすべて身の回りの事をやってくれる方が多い気はします。1人暮らしでも認知症は
もちろんいますが、一人暮らしですと気が抜けないのかまだしっかりしていたりもしている
人が多い気がするのですね。ですのでやることをやる環境に身を置く事、また、定年退職しても生きる目的を持ったりすることで活力のを見いだせると感じています。それが、認知症の予防につながるように感じます。
最後に認知症は家系も影響すると言われていたりします。
以前僕が所属しているヨガの学会にてこの本を書いた方をお招きしてお話しを伺った事
がありますが、やはり1つの事をやれば認知症は防げるのではなく生活全般を見直して
見るべきだと改めて思った事がありました。
ぜひ、認知症にならない生活を送りたい方はぜひ、読んでみるにはいかがでしょうか?