今回は、瞑想のやり方と呼吸についての記事です。瞑想というと、怪しいとか?宗教関連だとか?そう思う方も多いかもしれません。しかし、最近は、脳科学が発達して、瞑想をやっている人とやっていない方の脳では明らかに違いがみられます。これは、いろんな研究論文からも明らかにされています。
今回は瞑想のやり方や呼吸法、また、瞑想を続けると、どんな事が脳に起こっているのか?などを記事にまとめていきます。
瞑想をやると脳は。。
瞑想というと怪しい、宗教だといわれたのはもう、昔の時代です。最近では、アメリカの大企業も瞑想を取り入れた企業研修をしています。例でいえば、みなさんがよく知っている検索エンジンのグーグルは、Search Inside Yourselfと呼ばれる瞑想のプログラム研修を行っています。
アメリカでは、昨今、マインドフルネスと呼ばれる、一言でいえば、脳の休息法(瞑想)が流行っています。実は瞑想は続けていくと脳が変化していくことがわかっています。また、ストレスに強くなり、創造性が増すともいわれています。
体は動かしてないのにいつも疲れているなら
生きていれば、疲れを知らないなんてないと思います。「今日は体、動かしていないのに、へとへとだ。」なんてこともあります。それは、脳が疲労しているのかもしれません。そんな脳疲労には、瞑想はとっても効果的です。
脳は常に動いていますが、意識的な活動をしていないときに働く脳の活動があります。その部分は、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)と呼ばれて具体的には、内側前頭前野、後帯状皮質、楔前部(けつぜんぶ)そして下頭頂小葉などから成り立つ脳の部分です。
このDMNの消費するエネルギーは脳全体の60パーセントから、80パーセントを占めるといわれています。ここに、脳の疲れの正体があるのではないかと推測されています。しかもこのDMNは、心がさまよっているときに働く回路として知られています。そして人間は1日のおよそ半分以上を心がさまようことに費やしているといわれています。
脳を休めるためには、このDMNの活動を抑えることが重要で、瞑想はそのDMNの使い過ぎを抑える効果があります。
瞑想のやり方と呼吸
では、これから瞑想のやり方についてお伝えしたいと思います。
1.まず、あぐらになります。もし、あぐらができない、つらい方は椅子に座っていただいても結構です。その際、なるべくなら、キャスター付きの椅子などは控えてください。椅子に座った場合は、しっかり足の裏が地面につくようにしてください。
2.まず、背中は伸ばし、おなかはゆったりとします。もし、ベルトなど締め付けるものがあれば、外してもらうとよいです。そして、息を口から吐いていきます。吐ききったら、鼻から吸ってみてください。もうこれ以上吸えないところまできたら、また、息を口から吐いていきます。
3、これを5分続けていきます。人によっては、1分経たないうちに、いろんな事を考えたり、思い出したりするかもしれません。また、その日の体調や状況によっても、雑念が出てくるかもしれませんが、それでも呼吸に意識をして、意識を呼吸に集中します。もし、なかなか呼吸に意識が向かないようでしたら、息を吐いて、吸ってをワンセットで数を数えていきましょう。10まで数えたら、また、1に戻ります。そうすることで呼吸に意識を戻していきます。
いかがでしたでしょうか?瞑想を続けていくと、脳が変化していくことが脳科学からもわかっています。ぜひ、瞑想を1日5分でも続けていただければと思います。